言わずと知れたラックスマンが1965年に発売した真空管プリメインアンプ。SQ38DからMC昇圧トランスを省略したモデルです。出力管に6RA8、出力トランスにはラックスOY型を採用し、昔はよくTANNOYとの組み合わせで名を馳せました。
2014年に出力管の6RA8を2本、コンデンサーは22個、抵抗60個、RCA端子全て交換しフルオーバーホール済。内部配線の手直しや、突入電流の予防のため電源スイッチ内にリレーを追加していただきました。
TANNOYも勿論良いと思いますが、個人的にはSIEMENSやSCHULZなどのフルレンジスピーカーでジャズやクラシックを程々の音量で楽しみました。引越しに伴うオーディオ機器類の整理のため、泣く泣く断捨離いたします。
MARANTZやLEAK、DYNACO、EARなど真空管アンプはいくつも使ってきましたが、フロントパネルの美しさも相まって優雅さがずば抜けていたように思います。独特の色気と心地よさがあって、特にヴァイオリンやヴォーカルは代えがたい音色です。(個人的な感想です)
※以下、注意点※
上記メンテナンスなどは過去にしましたが、TREBLEやBASSなどにガリが出ています。またツマミによっては若干緩めなものもありますが、特に気にならないかとは思います。大事に使用してきましたので、外観はこの年代のものにしてはだいぶ綺麗とは思いますが、補修箇所なども若干ありますので気になる方は入札をお控えください。
また、使用時の温度や湿度によるものか、1～2時間で自然と電源が切れる(電源のリレーが自動的に外れる)ことがあります。落ち着くとまたリレーが入り元に戻りますが、一度そういう症状が出るとしばらくは同様のことが続けておきます。こればかりはどんな環境下でどんな時に起こるのか再現性が取れないので、原因不明とさせてください。
上記の注意点などの現状をご理解の上、ノークレーム・ノーリターンでの落札をお願いします。
この時代の機材はほぼ全てそうですが、大事にメンテナンスしながら使用してくれる方にお譲りしたいと思います。販売側がこのようなことを申し上げるのも憚られますが、購入してすぐに完璧な要メンテナンス品として現状理解の上、入札のほど宜しくお願い致します。
※バックパネルは「SQ38D」となっていますが、表題の通りMC昇圧トランスを省いた「SQ38Ds」です。Dの後にDsが発売になり、恐らく当時からDsという表記は存在しないのだと思います。
※申し訳ないですが、多忙のためご質問いただいてもなかなかお返事できないかと思いますのでご了承ください。また、評価が0の方や極端に悪い方はご遠慮いただきますので、その点もご理解ください。